2013年8月、当院は「赤ちゃんにやさしい病院(Baby Friendly Hospital [BFH])」の認定をいただきました。長野県内で2施設目になります。
BFHとは、WHO(世界保健機関)、ユニセフ(国連児童基金)が提唱している「母乳育児成功のための10カ条」を長期にわたって遵守し、実践する産科施設のことです。
世界中では15,000以上の施設が、日本では66施設(2019年8月現在)が認定を受けています。
これからも病院職員一同、「赤ちゃんにやさしい病院」として、母乳育児を支援しながら、あたたかく、やさしい医療を目指してまいります。
BFH認定証
母乳育児成功のための10か条
(ユニセフ・WHOによる共同声明)
①母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること
②全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
③全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法をよく知らせること
④母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように援助すること
⑤母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えること
⑥医学的な必要がないのに母乳以外のもの、水分、糖水、人工乳を与えないこと
⑦母子同室にする。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること
⑧赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるままに授乳をすすめること
⑨母乳を飲んている赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
⑩母乳育児のための支援グループを作り援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること
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