すでに新聞・テレビ等で報道されましたように、昨年当院で過誤による死亡事故が発生しました。
亡くなられました故人、そしてご遺族の皆さまには誠に申し訳のないこととなりましたこと、あらためて謝罪申し上げます。
病院では本事故発生直後からその経過を精査しました。その結果、外来で重要な薬剤の処方がなされなかったことに端を発し、それが処方に関するエラーをキャッチして食い止めるいくつものセーフティネットをすり抜けてしまうという、安全上の組織的な脆弱性が致死的な病態の発生に結びついたものと判断しました。
私どもとしましては、今後職員の意識の向上、これら個々のセーフティネットの強化・開発、地域の関係者との安全上の質の改善に向けた協働を通して、事故再発防止に向けた取り組みをたゆまず続けていく所存です。
地域のみなさま、関係のみなさまのご理解、ご指導をお願い申し上げます。
諏訪中央病院組合長 今井 敦
諏訪中央病院 院長 吉澤 徹