諏訪中央病院"Suwa家"の石巻医療支援ダイアリーです。
メンバーは組合立諏訪中央病院から約1カ月交代で被災地支援活動に派遣されています。震災復興期・慢性期に地元に寄り添いながら何ができるかを考えながら活動していきます。
http://suwaishi.blogspot.jp/
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東北大震災をうけて、2011年5月から石巻市の医療支援を開始しました。
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今回の大震災を受け、ひとりの医師として、ひとりの人間として何ができるのかを皆ずっと考えてきました。石巻にはこれまで計10名以上の医師や10名程度の理学療法士・作業療法士がボランティアとして微力 ながら復興活動に関わらせてもらいました。
くったくない子供たちの笑顔や、「ありがとうありがとう」と声をかけてくださるお年寄り。
深い絶望の眼差しを向けるお父さんのため息や、「あの人を助けられなかった」というお母さんの後悔の言葉。
必死に立ち上がろうと毎日泥かきをする青年や、「少しでも自分ができることを!」と目を輝かせるボランティアの人たち。
そんな姿を見て誰もが心動かされました。
「最大限自分のできることをしたい」皆、そう思いました。
この度、多くの人の御協力により長期的な支援活動の機会を与えて頂くことができました。
石巻圏の未来設計図がはっきりと示され、それにむけて地域の足取りが着実に進む。
来るべきそんな未来に向けて、ささやかながらその一端に力を捧げることができるよう
「寄り添う支援活動」を行っていきたい。
災害急生期の現場でなく、慢性期に入っているこれからの時期。
この時期に総「あらゆる状況に応じてそのニーズに応じた仕事をする」ということを目標に場所や内容を選ばず、お手伝いさせていただければと思っています。
平成23年7月