尿路(腎・尿管・膀胱・尿道)、男性生殖器(陰茎・陰嚢・精巣・前立腺)、および後腹膜臓器(副腎)の腫瘍・結石・奇形・炎症性疾患、さらに各臓器機能障害(腎不全・排尿障害・性機能障害・尿路通過障害など)を外科的および内科的に治療する科です。
対象とする疾患は、近年増加傾向が見られる前立腺癌や膀胱癌、腎癌、腎盂尿管癌、尿道癌、陰茎癌、精巣癌、副腎腫瘍、尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石)、尿路奇形(先天性水腎症、膀胱尿管逆流症など)、性器奇形(停留精巣、陰嚢水腫、真性包茎など)、尿路性器感染症(腎盂腎炎・膀胱炎・前立腺炎・精巣上体炎・尿道炎)、排尿蓄尿障害(前立腺肥大症・過活動膀胱・神経因性膀胱・尿失禁)などがあります。
尿路・生殖器の悪性腫瘍に関しては、診察・検査・診断・治療方針の検討・説明・治療・経過観察などを全て行っており、特に治療内容は手術に限らず、薬物治療等も広く行っています。ただし、放射線治療に関しては、当院に設備がないため、適応症例は設備を有する病院へ紹介しています。
腎癌に対する手術治療(腎摘除・腎部分切除)や腎盂癌・尿管癌に対する手術治療(腎尿管全摘除)および尿管狭窄症や尿膜管遺残症等に対する手術治療に関しては、通常手術より低侵襲である体腔鏡手術(腹腔鏡手術・後腹膜腔鏡手術)を積極的に行っています。
また、血液浄化療法の仕事にも従事しており、腎臓内科医師との連携を密に図っています。