諏訪中央病院は、病院全体で患者さんを支えるチーム医療を実践しています。 チーム医療とは、医師、看護師、病院スタッフ、ボランティアなど、ここに働く一人一人が専門分野で力を発揮しつつ、病院全体で一致団結して患者さんのために最善を尽くしていくことです。病院が一つになって、患者さんを支えること。それこそが諏訪中央病院がめざす、“チーム医療”のカタチです。
医師 | 7名(歯科医2名含む) |
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看護師 | 14名(内 認定Ns1名) |
管理栄養士 | 7名 |
薬剤師 | 2名 |
老健・特養栄養士 | 2名 |
歯科衛生士 | 2名 |
鍼灸師 | 1名 |
理学療法士 | 1名 |
言語聴覚士 | 2名 |
検査技師 | 1名 |
事務 | 1名 |
NSTは栄養状態が良くない患者さんや食事摂取が進まない患者さんに対し、栄養をサポートするチームです。栄養と嚥下(食べる機能)の観点から患者・家族の生命、ADL、QOLを支えています。
それぞれの患者さんに適切な栄養が摂取できるよう多職種で毎週NSTカンファレンスを実施しています。食事が摂れない患者さんには点滴内容の検討等も行っています。また、栄養状態だけでなく、摂食嚥下認定看護師や耳鼻咽喉科医師とも協同して、食事形態や姿勢の相談にものっています。
地域の医療介護を実施している方々と連携や啓発活動を常に行いながら地域の皆さんがいつまでも住み慣れた環境で生活できるよう「食栄塾」を開催し活動しています。
医師 | 6名(内科1名・リハビリテーション科1名・耳鼻咽喉科2名・歯科2名) |
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看護師 | 摂食嚥下認定 1名 |
言語聴覚士 | 7名 |
管理栄養士 | 3名 |
歯科衛生士 | 5名 |
入院前から摂食嚥下機能(食べる機能)が低下されている患者さんや入院を機に摂食嚥下機能が悪くなった患者さんに対して、早期に評価して食べることを支えるチームです。
医師・言語聴覚士・管理栄養士・歯科医師・歯科衛生士・摂食嚥下認定看護師の多職種で関わりながら入院中はもとより退院後の生活をも考慮して食事の形態や姿勢・トロミの程度、食べ方やご自身でできるリハビリなどを検討・提案させていただいています。
さらに、『食・えん下外来』では、採血やレントゲンで栄養状態や肺炎の有無を見て、栄養士による問診や身体測定で食事の状況サルコペニア状況、歯科医師により口腔内の状況や乾燥・舌圧の評価、耳鼻科医師による嚥下内視鏡検査でのどの評価をさせていただきます。そして、総合的に内科やリハビリ医師により摂食嚥下状況をお伝えし適切なリハビリ等を認定看護師や栄養士から提案させていただきます。また、『訪問嚥下評価』では、ご自宅や施設など生活の場にお邪魔して、いつもの姿勢で、いつもの食事を食べていただき評価させていただきます。また、摂食嚥下状況に合わせた対応や提案を生活の中で行えるケアとしてお話しさせていいただきます。このように入院中だけでなく地域の方々が住み慣れた場所でいつまでもおいしく食べることを支える活動をしています。
医師 | 4名(ICD1名) |
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看護師 | 6名(感染管理 認定看護師1名) |
薬剤師 | 2名 |
臨床検査技師 | 3名 |
事務 | 1名 |
感染対策チームは、患者さんやそのご家族を含め、病院を利用されるすべての方を感染症から守るため、組織横断的に活動しています。また周辺地域の他の病院と連携し、お互い病院の評価を行うことで感染対策の質の向上を図っています。
主な活動は以下の内容となります。
医師 | 1名(腫瘍内科医師) |
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看護師 | 1名(緩和ケア認定看護師) |
緩和ケアチーム(PCT)は、患者さんとご家族の生活の質向上のために緩和ケアに関する専門的な知識や技術により、患者さんとご家族へのケアを行うチームです。身体やこころの辛さ、生活についての悩みに対し、カンファレンスや病棟ラウンドを通して担当医や病棟看護師と協働し、患者さんやご家族の療養生活をしています。
医師 | 3名(呼吸器内科含む) |
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看護師 | 8名(集中ケア認定看 護師含む) |
臨床工学技士 | 5名 |
理学療法士 | 3名 |
事務 | 1名 |
呼吸療法に関する様々な職種がメンバーとなり、それぞれの専門知識を活かして、人工呼吸器を装着している患者さんへの呼吸ケアの向上と早期に人工呼吸器を外せるよう呼吸管理をサポートするチームです。
私たちは、毎週水曜日に対象患者さんのベッドサイドへ訪問し、呼吸器管理の環境整備・治療・ケアへの助言や支援をし、活動しています。
医師 | 2名(泌尿器科医師) |
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看護師 | 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師1名 病棟看護師(コンチネンスリーダー含む)9名 |
理学療法士 | 2名 |
事務 | 1名 |
患者さんとご家族の『生活の質』向上のために、排泄ケアに関する専門的な知識や技術により、患者さんとご家族への支援を行うチームです。
専門医や認定看護師・病棟看護師、理学療法士・作業療法士、事務員で構成される排泄支援委員会のメンバーが中心となり、排泄(排尿・排便)に関する症状や悩みに対し、カンファレンスや病棟ラウンドを通して、患者さんやご家族に充実したケアと正しい情報を提供することを目的として活動しています。
専門医および認定看護師に加えて、日本コンチネンス協会のセミナーを受講したコンチネンスリーダーが、排尿・排便に関する知識や経験をチームメンバーと共有し、よりよい排泄ケアにむけて取り組んでいます。
医師 | 2名(脳神経内科医師 1名、精神科医師 1名) |
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看護師 | 1名(認知症看護認定看護師 1名) |
医療ソーシャルワーカー | 1名 |
認知症のある方は少しの変化でも混乱しやすいため、入院中は慣れない環境や治療により強い不安を感じます。認知症ケアチームは週に1回各病棟を巡回し、患者さんの様子や身体抑制を含めたベッド周りの環境、 ケアの内容等を確認しています。認知症の進行やせん妄を予防し、QOLの低下を防ぐための支援を行います。病棟スタッフと一緒に考えることで、ケアの質向上を図ると共に、患者さんが安全に治療を受けられ、その人らしく安心して療養できることを目指しています。
医師 | 1名(精神科医師 1名) |
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看護師 | 1名(認知症看護認定看護師 1名) |
認知症、うつ、せん妄のある患者さんへのケアや、薬剤調整等に関する相談に応じ、スタッフと一緒に検討しています。患者さんが安心して入院生活を送れ、適切な治療・ケアを受けられることを目指して活動しています。