緩和ケア病棟とは、がんによって生じる痛みなどの症状や悩み、不安を和らげ、可能な限り人間らしく快適な生活を送れるよう支援します。
残された時間の中であっても、症状をコントロールしながら、生活を支えることは非常に重要です。病院と家族の中間的な場所として利用していただきながら、普段経験している当たり前の季節の行事を一緒に行いながら生活の潤いを感じていただいています。また、食にも力をいれ、毎週病棟スタッフや医師が交代で行っているカレーの日も好評です。今まで食欲がない患者さんでも嬉しそうに味わっている姿は、ご家族やスタッフにとっても、嬉しい時間です。
生活を支えることは、一瞬であっても患者さんの体調を整えることができ、時には生きる力となります。最期の場所ではなく、最期まで生きるを支えられるようチーム一丸となってケアを提供しています。