薬剤部

チーム医療の一員として大きく貢献する薬剤師

当院薬剤部は、薬剤師19名、薬剤助手2名、薬剤事務1名、SPDスタッフ4名の計26名のスタッフのもと、 患者さんの健康と安全な薬物治療を提供するために、スタッフ一丸となって日々努めています。 また、院内の多職種と連携しチーム医療の一員として大きく貢献しています。
薬剤師の職能を取り巻く環境に大きな変化がある中で、安全で正確で、 効率よく調剤を行うための自動化、バーコード読み取りシステムの導入などを検討し、準備を進めています。
医療の高度化、細分化が加速する中、薬剤師の医療にかかわる重要度と期待度が増してきています。まだまだ発展途上ではありますが、 今後もさらに薬剤師の活躍の場が増えるようチャレンジしてまいります。

部長 伏見 幸浩

薬剤部のご紹介

●調剤業務
医師からの処方箋に則り、投与量、投与方法、投与期間、飲み合わせなど処方監査を経て調剤を行い、患者さんのもとにお薬が届くようにしています。
また、外来患者さんには院外処方箋を発行してします。(発行率:89%[2021年度])
電子カルテから送られてくる情報を加工し、調剤支援システムでのチェック機構と自動調剤ができるように工夫しています。

調剤

漢方

●漢方調剤業務
漢方の診療と刻み生薬を用いた漢方薬の調剤ができることも当院の特徴です。
漢方薬調剤と煎じ業務を行っています。


漢方2

●注射剤業務
医薬品の在庫管理をはじめ、注射薬の投与方法、配合変化や使用にかかわる注意事項などの監査を経て、患者ごとに取り揃え、病棟に払い出します。
また、SPDスタッフの協力のもと、院内各部署の医薬品の補充・搬送、使用期限確認、保管方法、適正在庫の提案などを行っています。

注射剤

化療

●がん化学療法業務
通院治療センターに薬剤師が常駐し、抗がん薬の調製を行っています。
がん種ごとに定められたレジメンに則り、患者さんに合わせた薬物治療の支援を行っています。
安全キャビネットを使用し薬の曝露を防止するための環境を整えて業務を行います。

●無菌調製・院内製剤調整業務
製剤室にて高カロリー輸液の調製、PCAポンプ薬液充填など無菌調製や、院内特殊製剤の調製をおこなっています。


●病棟薬剤管理業務
全病棟に常駐し、配薬セット、持参薬鑑別、処方変更時の対応、服薬指導、常備薬の管理など、患者さんに寄り添った業務をしています。
また医師、コメディカルとの垣根が低く、チーム医療を通じて患者さんごとに応じた薬物療法を実践しています。

病棟管理

DI

●医薬品情報管理業務(DI業務)
院内の関係職種に向けた医薬品情報の提供、副作用情報の収集、薬事委員会の事務局業務等、薬物療法のベネフィット・リスクバランスの最適化に必要な情報を扱う業務をおこなっています。
また昨今の医薬品供給困難である中でも、製薬企業、卸業者との連携を図り、代替え薬の提案をとりまとめながら、患者さんの治療が滞らないように配慮しています。
まさに病院の縁の下の力持ちとして機能しています。


◇院内チーム医療の一員として◇
院内における、感染対策、栄養サポート、がん化学療法、緩和ケア、糖尿病、心不全、医療安全など多職種がかかわるチーム医療の一員として頑張っています。

チーム医療

◆薬剤師募集◆
将来、病院薬剤師を目指す薬学生、復職を考えている薬剤師の方、職場見学を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。


DI

●業務効率化やインシデント減少のために
2023年2月に、自動秤量散薬分包機(散薬ロボット)を導入しました。
電子カルテからオーダーを取込み、薬剤師による処方監査を経て、粉薬の秤量・分包を自動で行います。薬剤師による調剤時間の短縮など調剤業務の効率化のほか、 インシデントの減少にもつながります。
特に風邪が流行する時期には、小児の粉薬がよく処方されますが、夜間に処方されることも多いため、当直時には頼りになります。夜間の一人勤務の場面でも、正確に調剤を行うことが可能です。
現在、抗がん薬調製支援システムの導入準備も始めました。レジメンに沿った抗がん薬の使用量と調製量の監査機能も備えており、正確な調製が可能となり、 薬剤師の負担を軽減してくれるものと期待しています。

その他

製薬会社の方へ 組合立諏訪中央病院への立入りについて(PDF)

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